水根貨物線再訪6

↑画像クリックで巨大地図



第三氷川トンネル



全てはここから始まった。
2週間前から。
銘板を撮った後、東側坑口より撮影。

前回ほぼ無視したこの写真の反対側だ。



前回未踏の領域へと行って見る。


ん??

トロッ・・・・コ??

各々足で押してみた。

イゴクね。


なんなんだろ?これ。


えーー!!??

ほったらかしなの?!

ねー!

あのトロッコみたいなのほったらかしなの?



えーと、説明しますと。
アタシが氷川第三トンネルでもたもたと撮影して間にトットと話しが進んでいたようです。












振り返って。

トロッコ(?)が哀しそうみ見ている。
























しかしその見つめる先は・・・

犬を連れて散歩中のおばちゃん。
ちょびっと見える薄紅色の割烹着がおばちゃん。
もしかしたら怒られるのかも?! と、心配したが、にこやかに迎えてくれていたようだ。
師匠が色々と話しをして聞いたようで、この先の路もかつては線路があったそうだ。
で、この先。
チェーンがはってあったが、先ほどのおばちゃんにこの先の状況を聞くと
「行って見ると良いよ♪」と許可?
を頂き遠慮なく。

よろしく〜ネッ!!
(若い人は解らんだろうな(笑))

それより、子モグラが何か見てるな・・・
    橋だ...忘れてた、今の今まで。

そう。ここに橋があり、わざわざ撮影していたのだ。
↑の巨大地図を作成するにあたり、どうにも違和感があったのだ。
違和感というのは、現奥多摩駅のすぐ北の橋らしき地図表しの私の解釈に。
あれは橋ではないのだ。おそらく桟橋のようなもの。
そして氷川第三橋梁なのだと思う。
ああぁ...巨大地図を作り直さねば。


  線路跡を振り返って。

鉄路は取り払われていてキッチリと自動車の轍になっていた。


 少し進んでまたまた振り返って撮影。







この区間、「振り返って撮影」が多いのは、
先行している仲間との距離があまりにも近すぎで前方を撮ると人だらけになってつまらないからだ。(笑)


東側に視界が開けた。

氷川町、現奥多摩町。

右に氷川大橋が見え、画面中央左寄りに奥多摩駅舎が見える。


←カーソルを乗せると拡大する。

















奥多摩町東正面。
左端に水根貨物線の現所有主、奥多摩工業のプラントが見えている。























中央にプラントを捉えて見た。
違う角度から見るとまるで要塞のようだ。



←カーソルを乗せると別角度写真表示。
北側、日原道を眼下に。

毎度御馴染みモーちゃんの後姿。
モーちゃんが歩く路盤は線路跡である。
ここは生活道路とはなってなく、おそらく先ほど跨いだチェーンの主であろうモノの土地になっていると思われる。


が、なんだ?モーちゃんの歩く先に見えるプレハブの様な建造物は?。。。
↑のプレハブの右側を入って振り返って。

すいません。
なぜかプレハブに感動・・・いや、なぜプレハブが??ってな感じで頭にハテナマークがたっくさんくっつきながら見てたもんで写真撮るの忘れてました。(^^;

ハッと気を取り直して振り向いて撮ったのだった。
一枚だけ。

本当は10枚ほど撮ったのだが、どうにも画角が足りず撮りきれなかったし、手ぶれオンパレードなので捨てた。
さて、坑門である。
おそらく第二氷川トンネル西・・・南になるのか?...
便宜上“西側坑口”。
白いシャッター内を見てみたい!
上に通るパイプ(ダクト?)の様なものはなんであるのか?!
全員ハテナマークだらけであったが、答えてくれる者は居ず早々と立去るのであった。

地図上からの目測で500m弱はあろかという第二氷川トンネル
出来るものなら通ってみたかった。


どう足掻いてもトンネル内は歩けそうもないので巻き路を辿る。




































振り返って撮影。
この巻き路、現在でも人の往来があるらしく踏み跡はハッキリしている。





















すぐに民家の見える場所に通じた。

さて、どこかの地中を穿っている第二氷川トンネルの東側坑口を探し出せるだろうか。
次を待て。

って言いたいけど、もう写真が残り少ないから一気に行く。(笑)



   えー、いきなりですが神社です。

奥多摩町氷川にある根元神社。←クリックでゼンリン地図表示。




















実は私、早く氷川第二トンネルの東側坑口をこの眼で見たくてこの神社は殆どスルーしていた。
が。
神社仏閣が大好きな師匠は事の外興味があるらしく隅々まで見ていた。

どうやらこの神社は「平将門」を祀ったものだそうな。
ってことは平家の落人が拓いた土地なのだろうか。
しかし、将門を守護神として祀った社は全国にあるらしく落人が拓いた土地とは限らないようだ。





見えた!







     すげぇ。


  立派なアーチ橋だ。

 あの上歩きてーー!!


でもさすがにあの上を歩いていたら面倒な事になりそうなのでやめておこう。

っつーか、あそこへ行く道がわからんのだが。

  その先に続く水根線。

一部は民に払い下げられたのか家庭菜園となっていた。



この景色も好きになったなぁ。意味無く。


  撮影位置を変えて。


    第一氷川トンネル西側坑口


キッチリと進入を拒んでいる。

キッチリと・・・・・

    キッチ・・・・入れそうだな。(爆)















いや、入ってませんからね。
すぐそばに民家あるし。
結局日原街道下、日原川右岸側に立派なアーチ橋がそのまま突っ込んでいる場所は判ったのだが、ちょっと危険で降りられそうもなかったので引き返す事にした。
もう15時近くなっており、帰りの時間も気にしなくてはならないし。



ところで、この郵便受けは何故ここに???

見える石垣の上は根元神社しかない。

謎だ。

さて、奥多摩駅に向かいましょうかね。

ただ歩いてもつまらないので道すがらキョロキョロと。


雑貨屋だったろうか。
懐かしい看板があった。

プラッシー!

ポリライスってなんだろう。

ちょっと調べてみた。

武田薬品工業からプラッシーと同時期に発売された日本人の食生活の栄養不足を補う米。
プラッシーはビタミンCを配合した清涼飲料で、
ポリライスはビタミンを添加した強化米。







  いの一番!

こちらは化学調味料。

懐かしいなぁ。

私と同い年の「北氷川橋」
再訪1の2枚目の写真である。

この写真に軌道敷跡が写っているのだが、もうお分かりであろう。

この写真天地左右中央少し右の杉林に見える白いもの、これが氷川第二トンネルを塞いでいたプレハブ小屋である。


←カーソルを乗せると軌道敷跡のライン表示。
さぁ、長かった再訪もこれでお終い。

あとは駅からちょっと歩いた所にある旅館の温泉に浸かって、駅近くの蕎麦屋でビールと蕎麦で一杯♪♪
しかし、これで終わったわけではない。
巨大アーチ橋も間近で見ることが出来なかったし、他にもまだまだ見たい場所が奥多摩には沢山ある。
当初目的の奥多摩むかしみちも全く歩いてないし。
モーちゃんと話していた本当の最初の目的の「青梅線ぶらり途中下車の旅」も全く途中下車してないし。(笑)
またいつか訪ねてみよう。

御覧下さった皆様、稚拙な文と下手な写真に長々とお付き合いくださりありがとうございました。

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