小峯隧道


都道32号線にある旧小峯隧道。

この日、午前中は免許証更新に行ってそのままバス→電車→モーちゃんカーで移動した。

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現在は車両通行止めになっているが、歩行者、自転車は通行可である。
写真には写っていないが、左の歩道から入れる。
ここに車をデポして旧隧道まで歩く。

ちょっとその前に。
これが現都道32号線にある
新小峰トンネル。

1999年2月竣工
東京都
延長656m
巾10.25m
高4.70m 
坑口の下まで近寄って見た。

ん?
またあるね。
坑口付近てのはスズメバチにとって住み良いのだろうか。
雨が凌げるから好都合なのか。
さて、歩道を通り旧道へと入った。
すぐに見える建物は水道局の貯水タンクらしい。

この右側は立派な石垣。
石垣を曲がるとなんだか得体のしれないものがある。

これ、農協の焼却炉らしい。
こんな草生した場所で燃やして引火しなインカ?・・・ごめんなさい。
植物ってのはやっぱり凄いもんだ。

ところでこの道、30年程前にバイクで通った時にはこんなに広くなかった。片側1車線の幅しか無かった。
しかもそれでいてバス路線だった。
普通の大きさの路線バス。
私が原チャリで登って行った時にバスが下ってどうにもすれ違いが出来なくてUターンしてかわした記憶がある。バスの運転手が申し訳なさそうにして通り過ぎて行ったっけ。

原チャリですら離合出来ないほど狭かったのだ。
進むと道幅が少し狭くなった。
だが、すぐに広くなった。

その先にカーブミラーが二つ並んでいる。
こんな至近距離でカーブミラーを設置しなければならないほど危険なコーナーなのか?
近寄って見て解った。

もう隧道なのだ。
ミラーに映っている。
旧小峯隧道
坑口上には扁額が剥がれ落ちたような窪みに竣工年月が彫られてあった。

右読みで
「大正五年二月成」

坑門は煉瓦造りの立派な意匠だ。
って事は隧道内も?
残念ながらコンクリート吹付けによる補強工事が行われていた。

2006年3月
吹付コンクリート工(厚15cm)
850立方メートル
工事延長79.3m

これによりこの隧道の長さが判った。
南側坑門上の変額

「小峯隧道」とある。
大正五年といえば西暦1916年。
今年2009年から数えれば93年も前になる。
それがよくぞこうも綺麗に残ってるもんだなぁ。
こちら側には電源管理用だと思われるボックスがある。
かなり新しいので2006年の吹付け工事時に新たに設置された照明なのかもしれない。
この石垣は大正五年当時のものだろうが、下部の石が大きく、上部に行くにしたがって小さな石が積まれている。
この変化にはモーちゃんが気付いた。
こヤツも探訪に毒されてきたな。
シメシメ(笑)
小峯隧道南側坑口。

高さ制限の標識が石垣から生えていた。
旧都道32号線にある小峰峠標識。
しかし、大正時代に隧道を掘ったって事はそれ以前はこの丘陵地のどこかで峠越えをしていたはずだ。

それを探して少し辿ってみたのだが、今回あまりにも行き当たりばったり過ぎてあちこち彷徨いすぎてしまった。
近いうちに再訪したいと思う。

それまでの間、もしかすると(気が向けば)彷徨ったのをサイトかブログに載せる・・・かも?(笑)
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