水根貨物線再訪

前回、思いがけず出遇ってしまった水根線。
2週間後の12月8日に再訪の機会を得た。っつ〜か、作った。

今回は私の一番の親友であり、師匠でもある大師匠に同行してもらった。
あと、モグラさんと子モグラといつものモーちゃんと総勢5人だ。
そして今回は前回の小河内ダムでのバス待ち1時間を避ける為、
まず奥多摩駅から小河内ダムへバスで移動し、逆コースを辿る。

さて、逆に辿る事で新たな発見や面白みがあるのか楽しみだ。

グーグルマップを拡大してみたところ、かなりの数のトンネルや橋の位置が記されていたので新たに地図を描き足してみた。

これもまた2メガ以上の容量なのでお好きな方だけどうぞ。
ファイル形式を「PNG」にし、サイズを大幅に縮小しました。およそ900KB。

この「PNG」形式、古いブラウザーだと見れません。
Windows版Internet Explorer4.0以上、
Mac版Internet Explorer5.0以上、
Netscape Navigator4.04以上


←画像クリックで別窓で開きます。

前回撮らなかった奥多摩駅舎。

氷川駅となっていた頃の駅舎とは違うと思うのだが、思い出せない。

・・・そうか!
あの頃は単車か車で青梅街道を通ってただけだから駅舎の記憶がほとんど無いのだ。
一度くらい見た・・・かなぁ。


さぁ、今日もイイ天気だぞ。
奥多摩湖行きのバスの発車を待つ間に。


実はこの写真に水根貨物線跡が写っている。
撮影した朝の時点では全く気付いていなかった。
見ていただければなんとなくお判りだろうが、最終行記あたりでキッチリお見せするのでお待ちを。
出番を待つ西東京バス。

通常なら10時発の便は1本しか無いのだが、
この日もまだまだ紅葉狩の観光客が多いと予想され、臨時便が2台用意されていた。

左奥に我々が乗る通常便がチラッと見えている。
これ、何気なく撮ったのだがよく見ると、
ある路線区間は乗降自由サービス案内板だった。バス停まで遠い住居の人には便利だろうなぁ。
奥多摩湖でございます。


え?車窓からの写真はどうしたって?
乗客人数満員近くて撮るに撮れなんだわ。(^^;


前回と違い一日中快晴とは行かないようだがまぁ雨は降りはしないだろう。
我々の他に数人しかいない朝の奥多摩湖。


左下に写っているのは仲間。
妙になつっこいトラ猫。

大師匠がおにぎりの米粒をくれてやったが、具の味のしみた部分だけ舐めただけだった。

「食えよっ!!」

マジで怒ってたなぁ、大師匠。
ま、お米は大事だからね。
前置き長いね。
こんなことするから後が続かなくなるんだよね、私。




今回、ひと際大きな碑が読めた!・・・師匠が。

聖徳大皇らしい。

・・・聖徳太子が来たの?

しかしまぁ、師匠は物事を深く広く知っているなぁと改めて感心する。私なんぞ「こんな字読めね」で終わってしまう。

師匠♪
今後ともどうか宜しくお願い申し上げます。(笑)
「馬頭観音文字塔」

「近代になると観音塔は文字党塔になった」と記されていた。
師匠いわく、当時、馬頭観音が流行ったらしく(マジで)像を彫るのが面倒とういうか、制作が追い付かず文字だけになったそうな。

なるほど。
さあ、始まるよ。

今回この第2水根橋梁は下を通っただけでスルーした。

そしてここ、滝のり沢バス停からスタート。

アスファルト道路は青梅街道で左奥が奥多摩湖だ。
右のコンクリートスロープを登って行く。
登って振り向く(東方面に向く)といきなり坑口。

「中山トンネル」西側坑口だ。
各々トンネル突入の準備を始める。


中央でポーズをとるのはモーちゃん。
ふと見るとスパナの様な物が。

この路線が現役だったころの物だろうか?。
手にとってみたが長さ25センチほどで鉄だろう重さがあった。
さあ!
今回ひとつ目の中山トンネルに突入!

今回は前回よりも事細かに撮影しようと思う。
実際395枚も撮った。
それでも自宅でチェックしてみると、撮り足りないぐらいであった。
釘。。。じゃあなくて・・・あれ?!なんだっけ。
電線を吊るためのワイヤーを確保するための・・・なんだっけ。
師匠に教わったんだよな。
リーダーじゃなくて・・・

ま、いいや。
これを公開して師匠に見てもらえばまた教えてくれるだろう。 そしたら補足しようっと。(^^;

補足
メッセンジャーとは
メッセンジャーワイヤと言い、架空ケーブルや照明器具などをつり下げ支持する為のワイヤー。

退避坑。

上部の中央奥にカマドウマの団体さんが居た。
通称うまむし、ベンジョコウロギってやつだ。

こいつは師匠の天敵だ。
以前、「これ天ぷらにしてやろうか?」と言ったらマヂで切れられ「んじゃ俺がやってやるからオマエ食えよな!絶対食えよな!!」とこめかみに血管浮き上がらせて真赤な顔で言われたっけ。それほど嫌いなのだ。
それからこいつではカラカワナイ様にしている。(笑)

なので、アップで撮ったのもあるのだが載せないでおこう。
中山トンネル東側坑口。
中山トンネルと第二桃ヶ澤トンネルの間の築堤から青梅街道を望む。
第二桃ヶ澤トンネル西側坑口。


なにやら話しているメンバー。
ん?私を待ってたんだって?それはすいません。
ここにはしっかりとワイヤーと碍子とそれを支持する鉄の腕(?)が残っていた。
前回昼のおにぎりを食べた橋上。

この木、師匠の教えで山椒の木だと判った。
直径10センチ以上ある幹。
こんな太い山椒の木は初めて見た。


向こうに第一桃ヶ澤トンネルの坑口が見えている。
アース線?
通電してるのか?!

んなこたぁ無いよなぁ。
第一桃ヶ澤東側坑口から続き谷側へと回りこむ石垣。

道っぽい。
おそらくトンネルを作るときの作業道だろう。
下に青梅街道の路面と、桃ヶ沢トンネルの標識が見えているのが判るだろうか。







←この辺から





←この辺。
そして。

この第一桃ヶ澤トンネルと清水トンネルの間に妙な広場がある。
前回この広場は作業小屋でもあったのか?と写真も撮らずに素通りしていた。
しかし今回師匠と同行したことで新たな発見ちゅ〜か、間違いない事実が判明した。
この写真はその広場の窪地にあった妙に小さい石垣。
奥に見えるのは第一桃ヶ澤東側坑口。
これを撮ってた瞬間にもこの石垣がなんなのか全く判っていなかった。
これは一体何なのか。
次回判明する。
つっても大したモノじゃないんだけどね。
同行者はネタばらしごめんだよ(笑)。


さて、もうすうす感じておられるかと思いますが、今回もナガ〜くなりそうです。ダラダラと。
覚悟しておいてくださいませ。

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